2012年12月23日日曜日

手術から1日経過、一番つらい日

<2012年12月15日(土)>

うとうとしては目を覚まし、自分の体の状態を確認し、またうとうと……
そんなくり返しで、どうやら夜を越したようです。
体にいろんなものがついているので、決して快適ではない
けれども、お腹やどこかがすごく痛いとか、気持ち悪いとか、そういう状況でもなかった。


気管にチューブを挿入したからなのか、のどがイガイガして痰が詰まった感じがあったけど
看護師さんに手伝ってもらい、口の中をゆすいだら、スッキリした。
(↑コップとストローは看護師さんに分かりやすい位置にセットしておくこと)


朝方 看護師さんから「そろそろお水飲んでみようか」と言われたのですが
お水を買い置きしておくのを忘れた私(/ω\)
看護師さんにお金を渡して、デイルームまで買いに走らせる羽目になりました。
「少しずつねー」と言われたけれど、ふた口飲むのがやっと。体が欲しない。


この時気付いたのですが、下くちびるの裏側が切れていて、その外側がかなり腫れていた。
気管チューブを抜いた時にできたのだと思う。


8:00~9:00? カーテンの外からDr.Aの呼び掛ける声が聞こえます。
でもお腹に力が入らず、弱り切っていて、うまく声が出ません。


Dr.A:「いやー、カゼぶり返しちゃったよー
大きいのともう1個の、全部とったから。今ちょっと貧血にはなってるよ。
今日はご飯いっぱい食べて、いっぱい歩いてね。ご飯食べられそう?
そうだ、お腹の左側(筋腫の取り出し口)は2cmくらい切ったから痛みが出るかも。
痛かったら痛み止めもらってね~。じゃあね~」


まだまだぼ~っとしてたので、記憶がくっきりクリアーってわけじゃないですけど
Dr.Aは開口一番「カゼがぶり返した」と言ったのでした。術後で弱っている私に向かって。
まぁ、「どんなに大変な手術だったか」を如実に物語る言葉ではあるんですが。
っていうか、風邪っぴきだったのかDr.A。そんなの私は知らなかったし。


10:00? 「尿カテを抜くのは歩けるようになってから」と聞いていたのですが
看護師さんがやってきて、「もう全部取って、着替えましょう」とおっしゃる。
温タオルで全身を拭いてもらい、陰部も洗ってもらい(恥ずかしいなんて感じる余裕はないです)
点滴、足のマッサージ器、尿カテを全部はずして、パンツ&パジャマに着替えさせてもらう。スッキリー。


尿カテを取ったので、「トイレまで歩いてみましょう」とうながされ
看護師さんに支えてもらい、なんとか立ちあがってみる(お腹に力をいれれば痛い)。
自分では平衡を保っているつもりだったけど、相当ふらふらで看護師さんも支えきれず。
「今はちょっと無理だね、戻ろう。次トイレに行く時は、必ずナースコールしてね」
わずか5mほどの距離なのに……
(´∩`。)

11:00? Dr.Qがやってきました。

Dr.Q:「昨日手術室に入らせてもらったんですけど、無事、腹腔鏡で終わりましたさすがDr.Aってところですね
貧血なんですが、Hb値が9です。点滴もしているので薄まっちゃってます。
普通は10あればいいけど、もともと12あったのでフラフラするかもしれません。
でも薬を飲む必要はないと思います」


お昼ご飯の前にトイレに行ってみました。看護師さんに支えてもらって、なんとかクリア!
ナプキンにはちょこっと血がついていて、尿にも血が沈んでいるように見えた。


12:00? 全粥のお昼でした。1/3ほどがんばって食べたけど、もういらない。
それと、食べて胃が大きくなると苦しくなるような気配がしたので、残しました。
なんとなく横隔膜がせりあがってピキピキする感覚。痛いのか痛くないのか分からない。


お昼を食べたら、なんだか眠くなってきたので寝ました。これもうつらうつらだったけど。

15:00  「そろそろ歩いてみるか」と思い立ち、まずは体を起してベッドに腰掛ける。
お腹に力を入れれば(特に左側が)痛いし、体が恐ろしく言うことをきかない。
看護師Kさんからは、「今日の目標は10階を10周ね」と言われたけどさぁ……。


なんとか病室を出て、手すりをつたって一歩ずつ踏み出してみました。
でも20mほど進んだら、「わー、脳貧血っぽい!!」とすぐさまベッドへ引き返して寝ました。
この時は、このまま無理してたら倒れてた自信あります。まったく歩ける気がしません。


18:00 夕食も全粥でした。記憶が確かならば、「夕飯から常食だから」とDr.Aは言ってた気がするけど。
ほうれん草とレバーの増血メニューだった。おかゆ以外はなんとか押し込む。

余談ですが、病院食のご飯の量は減らしてもらうことができます。
デフォルトは200gですが、私は150gに。牛乳もヨーグルトに変更してもらった。


ご飯を食べたら、ものすごく動悸が激しくなってしまいました。苦しい。
左肩のあたりも何となくだけど、「痛いのかな」って感じです。そして、体全体がとっても熱い。


どんな体勢がラクなのかを探るため、ベッドの上げ下げを繰り返してた。
この時は、まっすぐ平らな状態では傷がひきつる感覚があったので
上半身を起したような角度が良かった……というかマシだった。


夕食前後にも歩く練習。だいぶ進めるようになったけど、往復で100mが精いっぱい。

21:30 動悸は治まらず、じっとり汗ばむほど熱かったので、アイスノンをもらう。
「熱が上がってきたのかも」と言われるが、36.9℃で問題なし。
(これまで37℃後半の熱がずっと続いていたので氷枕だった)


そのままドキドキが止まらず、じっとり熱くて、全然眠れなかった。
実は、寝ているよりも立っているほうがラクちんで、無駄に起き上がっては

(そのたびに傷に力が入って痛いけど、一番痛みが少ない起き上がり方が分かるようになった)
ベッド脇をうろうろしたり、トイレに3回も行ったり、本当に落ち着かなかった(^ ^;)。


これは後から思い返して、そんな気がするんですが、
この時、私の体は傷を治そうと代謝をMAXフル回転に稼働させてたんじゃないかと思うんです。
だって、浅ーい眠りから目覚めたら、ウソのように体が軽かったもの。



4 件のコメント:

  1. メリークリスマスですね!
    今頃は、AYAKOさんは病院ですか?
    私は、18日に退院後の診察行って来ました。
    採血後診察で、内診して病理検査の結果聞いてその後の生活のこと聞いてDr.Aとお別れでしたよ。
    入院中貧血気味だったけど、この日は、CRPの値だけまだ高かったけど、それ以外は異常なかったです。まだ傷が痛むことあるから、CRP高いのは当然だそうです(-.-)
    次回の診察はありませんでした。何だか、寂しい気がしました。
    残念ながら、AYAKOさんとは、会えずでしたね(>_<)

    私も術後はまず、ベッドから起き上がるのが一番大変だったかも。
    夕方に手術終わって次の日の朝一番に点滴と背中の麻酔以外外して10時頃初トイレに点滴の棒を支えに行きました。トイレに行けたら、血栓防止ソックス(手術日からずっと履いてました)を脱ごうねって言われてました。
    その日は、ほぼトイレとベッドの往復のみでしたよ。個室なんで目とはなの先でしたが(--;)
    とてもじゃないけど、部屋の外には出る気がしなくて見舞いにきた母としゃべって過ごしました。食事時にテーブルとかセッティング大変だったので手伝ってもらい有難かった~(^-^)
    確かに、ベッドは頭と足を少しあげて過ごすのが楽でしたね~夜寝るときも頭少しあげて寝てましたよ(^-^)
    他の方のブログで見て、水とアクエリアスは入院日に買ってストロー付キャップをして冷蔵庫にスタンバイしてたのに、口をゆすぐ(吐いたりしたので)ストローをセットしてなくて、看護師さんにペットボトルから外してもらって使いました(--;)爪が甘かった!
    ただ、その後ストロー付キャップは、ほんとよかった!冷蔵庫までも取るのがおっくうだったのでペットボトルをベッドに転がしておいて寝ながらいつでも飲めるし。
    気がつけば、術後1回もお昼寝もしなかったな~

    AYAKOさんも今日、無事術後の経過順調でありますように。

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    1. 慧さん、メリークリスマス!!
      コメントどうもありがとうございました。

      本日午前中、最後の診察に行ってまいりました。
      なんか、緊急オペが入ったとかで、今までで一番待ちました。

      私の術後経過は本当に順調です。
      Dr.Aも「goodだね~」と自画自賛な感じでしたよ(笑)

      私もDr.Aを観察できなくなるのは、とっても寂しいのですが
      最後は、私の発言(質問)にDr.A大笑いで
      (多分、外で待っていた方はびっくりされたと思います ^ ^;)
      とっても楽しく(?)終えられて清々しい気分です。
      何があったかは、またブログで報告しますね(じらしてすみません)

      うーん、せっかくなので、慧さんにもお会いして
      いろいろお話できたら楽しい(スミマセン)だろうなーと思うのですが……。
      ちょっと考えてみます。

      慧さんの術後の経過を見ていますと、吐き気が辛そうです(> <)
      実は私、痛みも吐き気もまったく出ることはありませんでした。
      看護師さんに「痛み止め、飲んでないんだー」と驚かれたほどです。
      単に私が鈍感なだけかもしれませんが(^ ^;)
      「Dr.Aの技術のたまもの?」と感じています。

      ちなみに、川崎では血栓防止ソックスじゃなく
      自動で収縮するポンプを両足に着けていました。

      慧さんもまだ傷が癒えていないと思いますので
      お体、大切にしてくださいね。
      またのコメントいただけると嬉しいです♪

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  2. のどがイガイガ、私も辛かったです。あんな風になるなんて思いもしませんでした。

    看護師さん、天使ですね☆お水を買いに行ってくれるなんて!
    AYAKOさんの記事を読んでると、私の時とはかなり対応が違ってて(笑・結構ほっとかれました)
    うらやましいことがいっぱいです。

    そして、そう言えば私はオペ翌日も食事出ませんでした。。。
    入院日から丸三日間絶食だった(おそろしい)ことを今思い出しました。
    たとえ全粥でもなんだかうらやましい(笑・食べれなくても出ること自体が)

    歩くことに関しても、私は全然「頑張って歩け」とは言われなくて、
    他の人とは違うことが多々ありました。
    Dr.Aにもそこまでは言われなかったし、看護師さんにも全然付き添ってもらわなかった&
    何周目標とかなかったです(笑)
    なので、そこそこの距離しか歩いてなかったなぁ。

    なんかほんと、人によって(患者も、担当看護師さんも)こんなにも違うんですね~。

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    1. 手術室から病室へ帰ってきた直後も、のどがイガイガしてました。
      看護師Kさんが気付いてくれて、口をゆすぐのを手伝ってくれました。
      いや~、本当によくしてもらいました。感謝です。

      丸三日間絶食って……壮絶です(> <)
      私もよく思い出してみたら、手術翌日の朝はご飯がなくて
      よくそれで体がもったなぁ、なんて思っていたんですが甘かったです。

      私は、とにかくよく腸を動かすように言われ
      毎日看護師さんが腸の音を聴診器で聞いていました。

      歩くことに関しては、みんなから言われるとその気になるたちなので
      私の場合ははっぱかけてもらって良かったなーと思います。
      ただ、無理は禁物だなってコトも学びました。

      うんうん、人によって全然違うものですねー。

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