2012年8月17日金曜日

超音波検査の結果(1)

2012年2月28日(3)

平静を装って(理由はこちら)入室してみると、Dr.Sは30台半ばとおぼしき先生でした。

貧血の有無、生理の状況(周期、量、期間など)、便秘や現在困っていること、近親者の病歴を聞かれました。
これってDr.Eの問診と同じじゃん! すごいよ、Dr.E!!

ちなみに、私は上記のどれにも該当せず。ただひとつ頻尿っぽいということを伝えました。
補足になるが、冬期の間はトイレが近かったけど、夏になったら通常ペースに戻った(気がする)。

そして再度(この病院では初めて)超音波検査を受けました。

問診時には敬語で話していたDr.Sでしたが、超音波検査を初めて間もなく

Dr.S:「えっ、これで本当に便秘とかないの? 1日1回はお通じある?」

と、驚きのあまり、なのか敬語じゃなくなってた。


男女の差はありますが、2回目ともなれば内診も慣れたもの。
(診察前は「男の先生はヤダよぅ」と葛藤していたけど)
ただ、あっちとこっちで話をしながら診察ってなんか恥ずかしいな、と思った次第。

2012年8月16日木曜日

なんつーアンラッキー(2)

2012年2月28日(2)

中待合室で診察を待つことになり、きょろきょろと周囲を観察。
診察室が3部屋あって初診と再診とで分かれています。その奥に内診用の部屋が2つ。

診察室には担当医の名前が掲出されていて……一気に緊張が高まりました。
なぜならば、初診室の担当医名が男性医師だったから。

男性医師は2名しかいないはずなのに、なんでよりによって当たるんだぁ
アンラッキーにもほどがあるぞ。どうしよう、「やっぱ、やめにします」とか言って帰ろうか

こんなバカげたことを本気で考えていた私。
完全に病気(子宮筋腫)をなめています。本当に辛い思いをして苦しんでいる方もいるというのに。

結局、心の葛藤が続いているうちに順番がきてしまい、覚悟を決めたのでした。

なんつーアンラッキー(1)

2012年2月28日(1)

2/23日に健康診断で子宮筋腫の疑いアリとの診断され
「とにかく今すぐ手術ができる病院へ!」と言われた私は
通いやすさを考えて横浜市民病院への紹介状を書いてもらいました。

「絶対女医さんじゃなきゃヤダ!!」と思っていたので、
外来表を確かめて女医さんが担当の曜日に予約。
初診は結構空きがある様子でした。

ちなみに、横浜市民病院の産婦人科はほぼ女医さんで占められており
男性医師は部長先生ともうひとりの2名のみでした(当時)。


午前中の比較的早い時間に受付をしたのですが
産婦人科のフロアにはすでにたくさんの方がいらっしゃいました。

問診票の記入が終わると、お小水を採るように言われました。
妊娠検査じゃないんだが……まぁ必要なのかな?

その後、1時間半ほど待ちました。
この病院は産科も婦人科もごったまぜ。
中待合室でふたつの科が分かれているような構造でした。

2012年8月15日水曜日

Dr.Eのプライベート診察室(2)

2012年2月26日(2)

かたわらに置いてあった紙ナフキンに、子宮近辺の絵を描き始めたDr.E
改めて、しっかりしたお医者さんなんだな~と感心する私。
Dr.Eはその絵を使いながら、丁寧に説明してくれました。

あと、治療や診察で気になっていたことをここぞとばかりに質問してみる。
たとえば、超音波検査。
カーテン(仕切り)の向こう側で診察されているわけで、何がどうなっているのやら分からなくないですかね?
あと、なんで超音波で子宮筋腫の大きさとかが分かるのか、とか。
教えてもらったことで、診察に対する心理的負担がだいぶ軽減した。

そして今後の診察・治療の進み方と、医者に確認しておくべきことも聞いてみる。
●MRIは撮ることになる(「そんなおおごとなの?」と驚く)
●確認すべきは、筋腫の大きさ、位置(場所)、そして個数

最後に、Dr.Eはこんな言葉をくれました。
「病気になるのは意味があると思うの。
多分、病気をきっかけにしてちょっと立ち止まって、自分を見つめ直す機会がなんじゃないかなって。
医者らしい発言じゃなくてごめんね」

分かるような、分からないような…でした。この時は。
でも、のちのち、だんだんと、じわじわと、この言葉の意味を理解していくのでした。

個人的に話を聞いてくれる親友兼Dr.がいるなんて、私は幸せ者です。
Dr.Eには感謝してもしきれません。ありがとー。

Dr.Eのプライベート診察室(1)

2012年2月26日(1)

なんとも思わせぶりなタイトル。
でも、なんてことはない。
Dr.Eは高校時代からの親友で、現役の小児科医。

東北地方で行われていた学会に出席し、お疲れ(な様子はなかったけど)の彼女を呼び出し
色々と相談に乗ってもらうことにしたのです。

私:「健康診断で子宮筋腫って言われちゃってさぁ」
Dr.E:「えー! 貧血は? 過多月経は? 生理周期は乱れてない? あと便秘とか?」

驚きながらも冷静に問診するDr.E。さすがです。

幸いなことに、上記のどれにも該当しなかった私ですが
ひとつだけ、頻尿っぽいなと感じることがあると伝えました。

Dr.E:「そっか。じゃあきっと外側にできるタイプだね」

子宮筋腫はできている場所によって筋層内/漿膜下/粘膜下とタイプ分けされる。
Dr.Eの診断では、私の子宮筋腫は漿膜下タイプらしい。

子宮筋腫ってなんでしょう?

2012年2月下旬

子宮筋腫の疑いアリ、となれば、まずは情報収集。
関連書籍、インターネットをななめ読みです。

子宮筋腫の概要を知るには、こちらのサイトが分かりやすいかったです。
なかには術中の様子が写真付きで紹介されているサイトもあり、すっかり怖気づく。

書籍では、「ビール好きは要注意」なんて記述にドキッとしたり。
そういえば、ここ数年ビールがおいしくてつい…と、この時だけちょっと反省。

健康診断を受けた診療所の先生は、「食事は関係ない」と言っていましたが
その関連性を疑っている意見もありました。
要するに、原因はよく分からない、ということなのでしょう。

よく分からないことだらけで八方ふさがり…
そんな時に頼れるのはやっぱり友人!
ということで、早速Dr.Eに連絡です。

病院どこにしますか?

2012年2月23日(3)

初・婦人科検診」の続きです。

超音波検査を終え、診察室で机をはさんで向かい合う私と先生。
「手術」という単語を聞いて、私は茫然自失ぎみ。

先生:「病院はどちらにしますか? お住まいは?」
私:「横浜です」
先生:「横浜だと……横浜市立とかありますけど」

いきなり希望の病院を聞かれたわけですが、とっさに答えられる人っているのか?

とりあえず、横浜市立は遠くて通うのが大変だな、と判断。
そして思い浮かんだのが↓

私:「横浜市民病院にします」
先生:「そこ、手術できる病院ですか? そうですか」

なぜ横浜市民病院を選んだのか。
それは、一度だけ救急外来のお世話になって通院歴があったため。
(8年ほど前の話で、検査だけして完了)

実際のところ、手術できる病院かどうか、婦人科腫瘍治療の実績はどうなのか
そんなことはまったく分かりませんでした。
「大きな病院だし大丈夫でしょ」という感じで決定。

最後に、子宮筋腫の原因について尋ねてみました。

先生:「うーん、原因ははっきりしていないの。
食べ物とか生活習慣とかではないから、今回はアンラッキーだったってところかな」

ふーん、そういうものなのか。
しっかし、本当に手術するのか? いや、薬でなんとかなるかもしれない。

みたいなことを、帰る道すがら頭の中でぐるぐる考えていました。

2012年8月14日火曜日

初・婦人科検診(2)

2012年2月23日(2)

ポッコリお腹の原因を探るため、会社の健康診断で婦人科検診を受けた結果は

この大きさだと手術が前提になると思います。
紹介状を書くので、スグに手術ができる病院へ行ってください!」でした。

状況を整理すると
●子宮筋腫だと思われる(超音波検査のみなので確定はできない)
●大きさは15cmほどと推定される
●紹介状を書くので、スグに病院へ

15cmって、ペンケースに入る定規と同じくらいじゃないか。
それがこのお腹の中にある? まじで? 生命の神秘??

というのは、かなり冷静になってから考えついたことで
その場では、頭の回転がかなり鈍化していたと思われます。

初・婦人科検診(1)

2012年2月23日(1)

前々から気にはなっていた、ポッコリお腹の原因を調べるため
会社の健康診断で初・婦人科検診を受けることに。

ポッコリしているのが気になる時もあれば、まったく気にならない時もあり
また、特に不調が出ていたわけでもなかったので
「便秘だったら笑える。いや、便秘だったらいいな」と思ってました。
(それまで便秘に苦しんだ経験はナシですが)

人生初の超音波検査が始まったと思ったら
何でここまで放っておいたの! これは手術になるからスグ紹介状を書きます!!」と……。

普段、何事にもあまり動じることはないけれど
さすがに血の気が引く、というかショックでした。

ちなみに、診てくれたのは女医さん(ベテランっぽい)。
男性医師だったら、検診しなかったかも。

2012年8月13日月曜日

もしかして問題あり!? (2)

なぜ映画「Juno」を見ていて不安がよぎったのか
それは「お腹が出ている位置が、子宮にあたるんじゃないか」
と思いいたったから。

偶然にも、ちょうどその週に会社の健康診断があり
婦人科検診も予定されていました。

「婦人科検診なんて、まだ必要ないでしょ」と思っていたため
それまでずっとパスしていたのですが
「30歳(当時)だし、無料だし、タイミングもいいし、受けて見るか」と決意したのです。

もしかして問題あり!? (1)

2012年2月下旬のこと。
映画「Juno」を見ていて、ふと我が身を振り返る。
「そういえば、お腹が出ているんだよな」と。

立っていると、外からではほとんど分からないけど
仰向けに寝るとポッコリと硬い物体が触れます。
うつ伏せになると、何やらキョトキョトした物体がある感じ。
これに気付いたのは2年前(2010年)くらいでしょうか?

「太ったかな?」と感じる以外、痛みもないし
生理もフツウに来ていたので問題ないだろう、と自己判断してました。
というか、日常生活で特に気にも留めず生活していました。

2012年8月12日日曜日

はじめに

2012年の2月、会社の健康診断で「子宮筋腫」が発覚しました。
晴天の霹靂…と言えばそうなのですが、何となくそんな感じはしていました。

そして、手始めに私がしたこと、それはインターネット検索。
膨大な情報の中で役に立ったのは、多くの方々が記された「体験記ブログ」でした。

私も治療記録を残して、皆様のお役に立てたら…
なんて大それたことができるガラじゃありません。

公共の場に私情をさらすのはいかがなものか、とも思いましたが
きっとそんなに注目もされないだろう、という目論見もあって
個人的な治療記録、そして、たま~に日々の記録を残していこうと決めました。