2012年9月25日火曜日

ついに! リュープリン1回目

2012年8月28日(火)

ついに来ました、リュープリン注射の日が。

実はこの1週間前、「元気な体と時間があるうちに!」と思い、エーゲ海へ旅に出てました。

リュープリンは絶対妊娠中に打ってはいけない薬剤なので、妊娠中でないことを確認するため
(これだけじゃないかもしれないけど)生理日の1~5日目に打つのが一般的。
Dr.Aからも「もし生理がずれちゃったら電話してねー」と言われていました。

つまり何が言いたいかというと、生理が早く来ちゃったら完全アウト。
また手術までのスケジュールを組みなおさなきゃいかんなぁ、と心配だったわけです。

結論から言うと、そんな心配は無用でした。規則正しくそれはやってきたのです。

にしてもだ。リュープリン注射を受けるにあたり
「しつこいよ」っていうくらい「妊娠してない? 本当に? 絶対?」って聞いてきたDr.A。
そんなに危なっかしそうに見えるのかぁ。

※ ※ ※ ※ ※


受付で「注射だけです」と告げると、中待合室で待つように言われる。
(前回Dr.Aから「受付で“注射だけです”って言ってね。じゃないといつまでたっても呼ばれないよ」と言われていた)

相変わらず混んでいたけれど、30分ほどで呼ばれました。が、処置室ではなく別室だった。
“学生用”とか書かれた机が置いてある部屋。きっと研修医用の部屋なんだろう。

若い感じの看護師さんが担当してくれました。

看護師さん:「今日が1回目なんですね。次の生理は量が多かったり、塊が出たり、だらだら続いたりするかもしれません。
リュープリン注射はインフルエンザ注射みたいなものですよ

と言って左腕に注射……全然痛くない。本当にインフルエンザ注射みたいだった。

他の方のブログを見ると、揉んではいけないとか書いてあるけど、そんなこと言われたかな?
お風呂は入って大丈夫って言われたけど。

さてさて、筋腫は小さくなってくれるかな。そして気になる副作用は出るのかな~?


エーゲ海にある、とある島。いいところでしたー。

3か月ぶりの診察

2012年8月7日(火)

2月>健康診断で巨大子宮筋腫が見つかり
2~4月>横浜市民病院で精密検査と治療方法を検討。その結果転院することに決める。
4~5月>川崎市立川崎病院にて治療&手術を受けることを決めるも、希望していた8月は日程が満席。
そこで手術日を12月に延ばすことに決める。

12月の手術日に合わせて治療を始めるので、3か月ぶりとなるこの日、久しぶりの診察です。
この日のオーダーは12月までのスケジュール決めです。

Dr.A:「この前はスケジュールがズレちゃってごめんなさいねー。今のスケジュールで進めちゃっていい?(←YES)
じゃあ、これから何度も来てもらうのは申し訳ないから、今日すべてスケジュールを決めちゃおう」

で、決まったのがこちら↓
<8月下旬>リュープリン1回目
<9月下旬>リュープリン2回目
<10月下旬>リュープリン3回目
<11月下旬>MRIと家族への手術説明
<11月下旬>自己血輸血(予定)
<12月中旬>手術(腹腔鏡)

Dr.A:「確か(筋腫)大きかったんだよね~。
(MRIを確認して)コレ絶対出血するから。自己血を採ろう。
でも、本当に自己血が必要かどうかはMRIを見て最終判断だな。MRI見て、僕も心構えしないとね

そーですよね。いくら実績と自信に満ちあふれたDr.Aだって、私の筋腫は腹腔鏡が適用できるギリギリの大きさ。
とある大学病院のHPには、「筋腫の位置がおへそより下でないと腹腔鏡手術はできない」と書いてあるし。

筋腫が大きければ当然のことながら、手術時間も長くなって出血量も増える……。
前にも思ったけど、子宮筋腫がいくら良性腫瘍だからといって、放っておいて良いことはない。
治療が早ければ早いだけ、身体的にも金銭的にも負担は少ないのです

15分程度で3か月ぶりの診察は終了。

Dr.A:「じゃぁ気をつけて帰ってね~」

私、小学生じゃないし、これから会社だから家へは帰れないのだよ。
やっぱりDr.Aって……。

次回はついにリュープリン注射(8月下旬)です。

2012年9月21日金曜日

注射!? 部長と手術外来(2)

2012年5月2日(水)【2】

ちょっとしたすったもんだを経て、待つこと2時間半。
あんなに待っている患者さんがいたのに、数えるほどしかいなくなっておりました。
やっとのことで婦人科部長との手術外来の順番がきました。

部長Dr.は穏やか~な感じで、ゆった~りと話す方だったので、ざっくばらんに話ができた気がします。

要点をまとめます。
①腹腔鏡で手術はできるけど、問題は子宮の裏側にある筋腫(やっぱり。これがすごく心配だった)
でも、特殊な器具を使って子宮の向きを変えながら手術するから問題なし
②筋腫は巨大だけど子宮の形が大きく変形しているわけではない
③MRIからでは筋腫のできている正確な位置が分からない。もしかすると内膜に癒着しているかもしれない
(だから今までどのDr.も筋腫の位置について教えてはくれなかったのか。私も聞かなかったけど)

次に、手術日を決めることになったのですが、8月の空きはたった1日のみ!
「9月以降ならいつでもOKですよ~」と言われ、逡巡する私。こんなに混んでいたとは、ちょっと甘く考えすぎてた。

私:「12月まで延ばしてもいいですか?」
部長Dr.:「ん? いーですよ~。28日も手術できますよ~」
私:(心の中で)28日って……おススメの日なのか?? まぁ、仕事は休みになるけど……。
部長Dr.:「いや、28日だとお正月、ずっと病院にいることになりますから」

コントじゃありません。本当のやり取りです。嫌いじゃないです。

こんな調子でしたが、12月の2週目に決定しました☆ やっとだよ。

しかしながら、8月手術で仮スケジュールを組んでいたのが、12月で本決定。
つまりは、またスケジュールを組みなおす必要があるわけで。次回の診察は8月! 先は長いなぁ。

あ、部長Dr.がおっしゃったいい話。忘れてはいけません。

部長Dr.:「手術外来の位置づけはね、他の医師の意見を聞くことなの。
一度(治療方針を)決めたら周りが見えなくなること、あるのよ。だから、大切でしょ?

2012年9月20日木曜日

注射!? 部長と手術外来(1)

2012年5月2日(水)【1】

大雨でした。

担当医Dr.Aは、できるだけ病院に通う回数が少なくなるよう
1日でできることは一緒に済ませられるよう、スケジュールを組んでくれました。
この日のメニューは、手術外来(手術日決め)とホルモン注射(予定)。

ホルモン注射は手術日に合わせて、無駄のないように3回打つという話をDr.Aから聞かされていたので、
「部長Dr.と手術日を決めてから、ホルモン注射だね」と勝手に思いこんでいた。
しかし受付で確認したところ、「注射が先ですね」と言われる。

「え、いきなり注射すんの? っていうか手術8月にできるんかな?」と、変にドキドキしてました。

* * * * *

処置室に入室すると、準備万端の注射が机の上に。

――ホルモン注射は高価な代物で、副作用も報告されている。
手術日も決まってないのに注射するのは(ムダになるから)なんとしても避けたい――

注射を担当するおばあちゃんDr.(ナースなのか?)に上記のような事情を切々と訴えました。
すると「困ったわね。もう薬詰めちゃったし……」と、渋い表情のおばちゃんDr.。
けど、そんなこと知らんわー。高い薬剤をムダにしちゃうのは申し訳ないけどさ。

結局、おばちゃんDr.は納得してくれたようで、外で手術外来の順番を待つように言われ、事なき(?)を得ました。

前回の診察の際、今日がどういう流れになるのか、Dr.Aにきちんと確認しておくべきでした。反省。

私は、ちゃんとスケジュール(手術日)を決めてから治療を開始したかった。
とりあえず治療を始めて、手術できる状態になったら手術しましょう、ってなことは仕事と時間的に厳しいから。
(こういう病院も結構あるようですが)

ちなみに、ホルモン注射は生理日の1~5日目に打つのがよし、とされていますが
私はこの日、9日目……。ほぼ終わってましたが、その確認もなかったのでありました。

補足:生理1~5日目に打つ理由は、妊娠中でないことを確認するため、だそうです。妊娠中のホルモン注射は禁忌です。

ひょうしぬけ(2)

2012年4月25日(水)【2】

続きです。

Dr.Aは「ホルモン注射」と呼んでいましたが、電子カルテをちらっと見たら「リュープリン1.88」と打ち込んでいた。
体重や筋腫の大きさによっては、「リュープリン3.75」が使われるようです。
あとで知ることですが、リュープリン注射は1本1万円くらいする、とても高価な薬剤なのです。

リュープリンを注射するのは、生理の1~5日目です。
私の場合、ちょうどこの診察の数日後が予定日だったので、そのことをDr.Aに伝えると

Dr.A:「えっ!? ちょータイミングいいね☆ 誰かに言われて今日来たの?」

また私の脳に?マークが増えたのでした。


……さておき、かくして、はからずも、あっさりと、腹腔鏡手術を受けられることになりました。
「開腹」なんて言葉は、一切でませんでした。けれどもそれが逆に不安だったり。

いや、一番不安をあおったのはDr.Aだったかもしれない。
でも不思議なことに、「このDr.大丈夫なんだろうか」と思う一方で、「頼もしいじゃないか」とも感じました。
手術の簡単な説明も、絵を描きながらしてくれたし(走りがきだったけど)。
そして忘れちゃいけないこの言葉。

Dr.A:「腹腔鏡のいいところはね、傷とか美容うんぬんじゃなくて回復が早いところ。僕はそう思うの

エキセントリックな感じはするけれど、私には合っているのかも。
こういうフィーリングって大切だと思います。

というわけで、やっと治療方針が決定しました。
子宮筋腫が見つかってから、2カ月が経過。体調に変化は全くなし。

ひょうしぬけ(1)

2012年4月25日(水)【1】

午前9時。外来診察が始まる時間です。
「なんか空いてるな~」と思ったら、この曜日に診察を担当する超有名医師、Dr.Rがお休みだった模様。
だから患者さんが少なかったのね。

この日、初診を担当するDr.は2名。どちらも男性名。
「あっち? それともこっち?」と診察室を交互に見ながら過ごしていると、30分ほどで呼ばれました。

Dr.A:「大きいね」

小心者なので、おそるおそる診察室へ入った私に、Dr.Aは開口一番こうおっしゃいました。

私は身長が平均以下なので、「何が大きいのだ?」とよく分かりません。
でも、Dr.が眺めているPC画面を見てやっと理解しました。私のMRIが映し出されていたのです。

Dr.A:「いやー、僕に当たって良かったね~。
(キョロキョロしながら)他の先生はこれ、腹腔鏡でやるって言わないよー

自分のMRIにも衝撃を受けましたが、このDr.Aもかなりの衝撃度。
何なんでしょう、この自信は……。見た目は若そうだけど……。そしてこのノリと口調は……。

脳が?マークで占拠され、頭の回転が鈍る私をよそに、診療はDr.Aのペースで進みます。

Dr.A:「でも、このままじゃ手術できないから、ホルモン注射をします。3回。
1回打っても生理は止まらないけど、2回打ったら止まるかな? 3回目くらいにほてりとか感じるかも」

Dr.Aのペースについていくのは結構大変でした。が、「8月に手術をしたい」ということを伝えたところ

Dr.A:「うちの都合で悪いけど、8月混んでるんだよね~。
それと、手術日を決めるには僕の上司、婦人科の部長と話してもらわなきゃいけないの」

目まぐるしく決められていく治療スケジュール。まとめると、こんな感じ。
①8月手術を目標に注射のスケジュールを考えると、5月初旬に婦人科部長面談と注射1回目
②4週間ごとに計3回ホルモン注射
③6月に家族への手術説明
④7月下旬~8月上旬に手術。もしも8月がムリならば9月にする
(この場合、ホルモン注射を無駄に打たないため注射開始は6月からにする)

2012年9月17日月曜日

第2の病院、川崎市立川崎病院(2)

2012年4月25日(水)【2】

川崎市立川崎病院にやってきたのはいいですが、この病院で治療・手術できるのかどうかは分からない。
というのも、私の筋腫は超巨大(12cmと8cmのふたつ)なのです。

前に受診していた横浜市民病院のDr.Tは
「腹腔鏡手術は不可能ではないだろうけど、施術してくれる病院を探すのは簡単じゃないかも」とおっしゃっていました。

私の友人であるDr.Eも
「Dr.Tは、その筋腫の大きさで腹腔鏡できる可能性はあるって言ってた?」と、こちらも心配げな様子。

つまり、ここ川崎病院でも腹腔鏡手術はできない可能性があるわけです。

もし「腹腔鏡は難しいです」と言われた場合、横浜市民病院に戻ってDr.Tに開腹手術をお願いしようと考えていました。
もうこれ以上病院を探すのは勘弁だし、Dr.Tはとても信頼できる方だったので。

第2の病院、川崎市立川崎病院(1)

2012年4月25日(水)【1】

仕事の都合が良かったので、病院へは火曜日に通っていました。
しかし、これまた仕事の都合で、どうしても8月に手術を受けたくて焦っていたのです。

というような事情があり、横浜市民病院で紹介状を書いてもらった翌日
早速、川崎市立川崎病院へ向かいました。それも外来受付時間ピッタリに(笑)。

産婦人科の受付で紹介状を渡したところ
「ご希望の先生はいらっしゃいますか?」と聞かれ、「いません」と答えました。

この病院にはDr.Rという超有名な医師がいらっしゃる、ということはネットで調べていました。
ただ、私の症例はDr.Rの専門外ということがなんとなく分かっていたので、希望は出しませんでした。
それにしても…希望の担当医を聞くなんて、このDr.Rは相当な評判なのでしょう。
っていうか、Dr.R以外で希望を出す患者さんているのかな(^ ^;)?

さらに、当初は「女医さんじゃなきゃヤダー」と女性Dr.に固執していましたが、そんな思いもどこへやら。
速やかに病院を決めて、治療方針と手術日を確定したいという思いの方が強く
この日、どんな外来担当Dr.がいらっしゃるのか、それすら調べることなく取り急ぎ病院へやってきたのでした。

さてさて、12cmと8cmの子宮筋腫でも、「腹腔鏡手術でやりましょう」と言ってくれるDr.は
この病院にいるのでしょうか?

2012年9月15日土曜日

病院決め(2)

日常的に結構受け身な私は、転院するにあたり
Dr.Tから「自分で病院調べてみてね」と言われ、「あれ? そういうもん?」って思った。

勝手なイメージで「●●病院の▲▲先生はどうでしょう?」みたいな
横のつながりで斡旋スタイルが主流なんだと考えてました。
でも、インターネットが発達した昨今、患者主導の治療へと潮流は変わりつつあるのでしょう。

もしも私が医者だったら、「ネットで変に知恵をつけてくる患者なんて面倒だよ」って思うけど…。

もうひとつ。
Dr.Tに紹介状を書いてもらう時、「(川崎)病院に連絡はしてみた?」って聞かれた。
多分、「この筋腫の大きさでも、腹腔鏡手術は可能かどうか」ということを
事前に聞いてみることもできるってことだと思う。
「紹介状をもらってからじゃなきゃ、受診できない」って信じ込んでいたので驚き。
そういうこともできるらしい。病院によりけりだろうけど。

きっと、病気を治そうと積極的に動けば動いただけ、納得いく治療が受けられる
そういうことです(当たり前だけど)。

スケジュールもあるし、体調もあるから、どこで折り合いをつけるかが重要かな。

第二の病院決め(1)

2012年4月24日(火)

 
前回の診察
Dr.T:「手術は必要だと思う。腹腔鏡を希望する場合、この病院(横浜市民病院)では対応できないので
通いやすさや実績などをネットなどで調べてもらって、次回、転院先を決めましょう」 ということになったのです。


それからネットで病院を探しまくる日々。仕事どころじゃありません(いけないことだけど、質は落ちてたな~)。

検索でよく引っかかったのは、東京H立病院、J天堂大学病院、T邦大大森病院などなど。
いずれも子宮筋腫治療(手術)に関して、有名な医師がいらっしゃるところ。
ただし、有名=全国から患者が殺到=待ち時間が長い わけです。

自分の体のことですから、実績のある医師にお願いしたいというのは自然なこと。
一種の“ブランド”と言えるのかもしれません。

この当時の私は、というと
「(仕事の都合で)何が何でも8月に手術をすませたい」という、強迫観念にも近い思いがありました。
したがって、上記の病院はパス。
「これから何度も通うわけだし、通いやすさが一番!」という結論に。

そうして絞り込まれた病院が、Dr.Tも候補として挙げた、川崎市立川崎病院でした。


横浜市民病院で最長となる2時間半、辛抱強く待ち続けました。
川崎病院に決めたことをDr.Tに告げると、「すぐに紹介状を書きますね」ってものの3分で終了。
電話で告げて、書類を取りにいく形式じゃだめなのだろうか…って思いました。さすがに。
でも、「お待たせしてごめんなさいね」っていう一言で帳消しになりました。
こういうさり気ない気遣いってものすごい効く。

MRIをCD-Rに焼くのにも30分以上時間がかかり、この日の病院滞在時間は3時間!
最寄りの駅まで、そして駅から会社までダッシュするはめに。
一応病人なのに、こんな仕打ち…。疲れ果てました。

2012年9月10日月曜日

考察:腹腔鏡にこだわる理由

2012年3月~4月

私がなぜ腹腔鏡にこだわっているか。
Answer:「傷」が怖かったから。

もしも既婚だったなら開腹を選んでいたかもしれないんですが
もしかするとこの先結婚することがあるかもしれないわけで(その可能性は限りなく低いケド)
そうしたことを想定すると、なんだか大きな傷をこさえてしまうのはイヤだなー
なんて考えに至ったわけなのです。この理由が一番。

もうひとつ、とってつけたような理由を挙げるならば、早く普通の生活に戻りたいから。
周りに迷惑&負担をかけたくないので、早く回復したい。

開腹は1か月ほど、腹腔鏡は2週間ほど(だったかな~。うろ覚え)と
回復までには結構な差がでてくる。当たり前だけど入院期間も倍くらい違ってくる。

もう少し放置しておいたら、選択肢などなく、有無を言わさず開腹手術になっていただろうから
本当にギリギリのタイミングだったと思う。
まぁ、もっと早く診察していれば、手術自体も避けられたかも。
子宮筋腫は良性腫瘍だけど、やっぱり早期発見が大切!

“考察”なんてタイトルにつけたはいいけど、そんなたいそうなもんじゃないなー。

驚愕のMRI

2012年3月27日(火)

3月10日に撮影したMRIの結果を聞くため横浜市民病院へ。

2時間ほど待って診察室へ入ると、この日はDr.T(女医さん)が担当でした。
で、患者用モニターに映しだされていた私のMRI。

驚愕。
こんな大きな物体が、お腹の中にあるなんて信じられない。
衝撃の映像に、またもや笑いが込み上げてきてしまった私。
きっとDr.Tは、不審に思われたことでしょう。

下腹部のほぼ半分が子宮筋腫で占められている、といっても過言ではありません。
そして別の角度から撮影した映像には、もうひとつ筋腫が写っているのが見てとれました。

Dr.T:「貧血もないし(前回の血液検査の結果は全く問題なし)、月経過多もない。
今困っている状態じゃないから、手術をするかどうか迷うところです。
でも、年齢(当時30歳)を考えると、これから大きくなっていって小さくなることはないし、
このまま妊娠したとしても、切迫流産もあり得ます。だから手術はしたほうがいいと思うの」

MRIを自分の目で見て、さらにDr.Tからの説明を聞き、手術を受ける覚悟を決めました。

ただし問題が。
子宮筋腫はお腹側に12cmが1つ、そして背中(お尻)側にも8cmが1つあり
Dr.T曰く、「お腹側の筋腫だけなら、この病院でも腹腔鏡で何とかできたかもしれないんだけど
背中側のがね……。開腹だったらスグにでもできるけど、他の病院探してみる?」とのこと。

Dr.Tは私が通いやすそうな病院を2つ、候補として挙げてくれました。
そして「役に立つかもしれないから」と、MRI画像のプリントもくれました。

私がすべき選択は以下のとおり。
①横浜市民病院で開腹手術を受ける
②腹腔鏡で手術をしてくれる病院を探す

これは私がDr.Tの口調やそぶりから感じたことですが
私のこの状態(筋腫の大きさと位置)で、腹腔鏡手術をしてくれる病院探しは簡単ではない
ということ。

子宮筋腫発覚からすでに1カ月。
治療までたどりつくのに、けっこうかかるものだなぁ。


超音波検査の結果(2)

2012年2月28日(4)

超音波検査を終え、Dr.Sから所見を聞きます。

①12cmほどの子宮筋腫がある(今のところ1個。「どーんとある感じ」だそう)
②治療方法は、薬物投与、手術(開腹もしくは腹腔鏡)
③腹腔鏡手術を希望する場合、横浜市民病院では行っていないので、紹介状を書く
④治療方法はMRIを撮って決める

非常に分かりやすい説明でした。
ただ、腹腔鏡を行ってないというのはちょっと誤算だった(HPには書いてあったと思うけど……)。

診察のあと、血液検査(貧血チェックと腫瘍マーカー)をして病院をあとにしました。

どうでもいいけど、電子カルテに「巨大筋腫」と書かれていて、心の中で笑ってしまった。
だって「巨大」って……。

どれだけ「巨大」かは、MRIを見て納得するのでした~。