2012年9月20日木曜日

ひょうしぬけ(1)

2012年4月25日(水)【1】

午前9時。外来診察が始まる時間です。
「なんか空いてるな~」と思ったら、この曜日に診察を担当する超有名医師、Dr.Rがお休みだった模様。
だから患者さんが少なかったのね。

この日、初診を担当するDr.は2名。どちらも男性名。
「あっち? それともこっち?」と診察室を交互に見ながら過ごしていると、30分ほどで呼ばれました。

Dr.A:「大きいね」

小心者なので、おそるおそる診察室へ入った私に、Dr.Aは開口一番こうおっしゃいました。

私は身長が平均以下なので、「何が大きいのだ?」とよく分かりません。
でも、Dr.が眺めているPC画面を見てやっと理解しました。私のMRIが映し出されていたのです。

Dr.A:「いやー、僕に当たって良かったね~。
(キョロキョロしながら)他の先生はこれ、腹腔鏡でやるって言わないよー

自分のMRIにも衝撃を受けましたが、このDr.Aもかなりの衝撃度。
何なんでしょう、この自信は……。見た目は若そうだけど……。そしてこのノリと口調は……。

脳が?マークで占拠され、頭の回転が鈍る私をよそに、診療はDr.Aのペースで進みます。

Dr.A:「でも、このままじゃ手術できないから、ホルモン注射をします。3回。
1回打っても生理は止まらないけど、2回打ったら止まるかな? 3回目くらいにほてりとか感じるかも」

Dr.Aのペースについていくのは結構大変でした。が、「8月に手術をしたい」ということを伝えたところ

Dr.A:「うちの都合で悪いけど、8月混んでるんだよね~。
それと、手術日を決めるには僕の上司、婦人科の部長と話してもらわなきゃいけないの」

目まぐるしく決められていく治療スケジュール。まとめると、こんな感じ。
①8月手術を目標に注射のスケジュールを考えると、5月初旬に婦人科部長面談と注射1回目
②4週間ごとに計3回ホルモン注射
③6月に家族への手術説明
④7月下旬~8月上旬に手術。もしも8月がムリならば9月にする
(この場合、ホルモン注射を無駄に打たないため注射開始は6月からにする)

2 件のコメント:

  1. AYAKOさん、こんにちは。

    いきなりこんな中途半端なところにコメントでごめんなさい。
    ふと、AYAKOさんのブログをじっくり読もうと「川崎病院」カテゴリーを読み始めたら、
    Dr.Aの衝撃的な発言に、思わずコメントしたくなりました。

    ものすごいキャラ濃いですね。もうびっくり!
    入院中に1度だけ会ったことありますが、ここまで強烈キャラだったとは・・・。
    見た目通りっちゃ、見た目通りですが。

    いきなり変なコメントですいません。

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    1. RAYさん、コメントありがとうございます!
      じっくり読んでいただくなんて、こんなブログで恐縮です(>y<;)

      驚きますよね……。でも、↑原文ママです(笑)

      病院選びの本を読むと
      “「自分にしかこの手術はできない」という医者は避けたほうが無難”
      みたいなこと書いてありますよね?
      瞬時にそれが思い出されました。
      「あの、思いっきり当てはまってますけど……!?」って(゚ω゚○)

      言葉だけではなく、本当に実績も技術もあるDr.だということなので
      今となってはその自信も清々しい気もしますが
      当時はそんなこと全然知りませんでしたから。

      なので、RAYさんがDr.Aの姿をご覧になった時に感じられた衝撃も
      すんごい良く分かります(笑)

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